ハクジラ目マイルカ科
和名
シャチ
英名
Killer whale, orca
学名
Orcinus orca
大人のオスのせびれは2メートル近くになり、むなびれも大きい。目のななめ後ろに白いもよう(アイパッチ)がある。大人の白い部分は、あかちゃんのころはクリーム色をしている。
大きさ
5.5 〜 9.8 m
食べもの



行動
くちばし
なし
せびれ
あり
ぜつめつの心配
ひくい
たかい

なかまを探してみよう
とくちょう
お母さんを中心としたむれで生活し、きょうりょくして子育てをする。
速く泳ぐことができ、時速60キロほど(自動車と同じくらいの速さ)。
日本では、春先から夏にかけて北海道(ほっかいどう)の根室海峡(ねむろかいきょう)あたりにやってくる。
くらす場所や体つき、もよう、食べものが少しずつちがうまとまりがあり、このまとまりを種(しゅ)とはべつに『エコタイプ』という。
英名(えいめい)で“Killer(ころし屋) Whale(クジラ)”というように、オタリアや大きなクジラなどを食べるエコタイプもいる。
あさい海の砂地に体をこすりつける「ラビング」という行動をするエコタイプもいる。体についた寄生虫(きせいちゅう)をこすり落としていると考えられている。
文化・人とのかかわり
日本では「シャチ」の他に「サカマタ」「タカマツ」「シャチホコ」「シャカマ」など多くの名でよばれる。北海道(ほっかいどう)のアイヌの人たちは、シャチが食べ物となるクジラを岸へ運んでくれる事などから、「レプンカムイ(海の神さま)」とよんでいた。
ぜつめつの心配
クジラやアザラシなど、なんでも食べるため、体の中にたくさんの汚染物質(おせんぶっしつ/体に悪いえいきょうのあるもの)がたまってしまい、大西洋のシャチでは赤ちゃんがうまれにくく、育ちにくくなっている。