ニュージーランドの海にしかいない、とてもめずらしいしゅるい。 ニュージーランドの北部と南部に、それぞれちがうむれがある。

生まれてすぐの体重は9キロほどで、大人になると40〜60キロほどになる。 ボートとならんで泳いだり、自分であわを出して遊んだり、海そうをひれに引っかけたりと、とても活発に行動する。

せびれの形がミッキーマウスの耳のようにも見えるので、「ミッキーマウス・ドルフィン」とよばれることがある。

1970年ごろから『刺し網漁(さしあみりょう)』のあみに引っかかることが多くあり、数が半分になってしまったといわれている。1988年にバンクス半島の近くに ほご区(守る場所)が作られたが、数はふえてはいない。船のスクリューにぶつかることも多い。