ヒゲクジラ目ナガスクジラ科
和名
ザトウクジラ
英名
Humpback whale
学名
Megaptera novaeangliae
頭と下あごのふちにフジツボがついていることが多い。むなびれは長く、体の3分の1ほどで、頭がわのふちは、でこぼこしている。下あごからおなかにかけて、ウネ(何本もある細長いもり上がり)が14本〜22本ほどある。口の中には、はい色のひげ板が左右に270~400本ほど生えている。
とくちょう
大きさ
11.5 〜 15.0 m
食べもの
サカナ
サカナ
エビ
エビ
プランクトン
プランクトン
行動
ジャンプがとくい
ジャンプがとくい
歌がとくい
歌がとくい
旅をする
旅をする
くちばし
なし
せびれ
あり
ぜつめつの心配
ひくい たかい
世界中の海をきせつごとに回遊
とくちょう
むなびれが長いため、大きなからだでも小回りがきく。 1~3頭ですごすことが多い。 北半球と南半球それぞれにザトウクジラがいる。寒い時期は赤道に近いあたたかい海で子どもを生み育て、あたたかい時期になるとつめたい海でエサを食べるという大きな回遊をする。 エサを食べるときは、なかまときょうりょくして、はなから空気のあわを出して、あわのあみをつくり、魚を集めて食べる「バブルネットフィーディング」というエサのとりかたをする。
オスはメスにアピールするために、いろいろな高さの音をつなげてくりかえし歌うため、「ソング(歌)を歌うクジラ」として有名。毎年、新しいソングがどこからともなく流行りだし、オスたちはそれに習って同じ歌を歌うようになる。
文化・人とのかかわり
バミューダ諸島(しょとう)では、国のシンボル動物として大切にされている。 ホエールウォッチングでは、とても人気のあるクジラのひとつ。ジャンプして水面に体をたたきつける行動(ブリーチング)やおびれを海面にふり上げるようにもぐる(フルークアップ)がよく見られる。
ぜつめつの心配
アラビア海とオセアニアでのレッドリストは『危機(きき)(EN)』とされている。