ハクジラ目マッコウクジラ科
和名
マッコウクジラ
英名
Sperm whale, cachalot
学名
Physeter macrocephalus
ハクジラの中で一番大きい。頭がとても大きく、はなのあなが頭の左前にある。せなかには、小さなせびれの後ろに、5~6つのコブのようなもりあがりがある。体にたくさんのシワがあり、むなびれは小さい。口のまわりにはイカのきゅうばんのあとがたくさんある。
大きさ
11.0 〜 18.0 m
食べもの

行動

くちばし
なし
せびれ
あり
ぜつめつの心配
ひくい
たかい

なかまを探してみよう
とくちょう
深くもぐることがとくい。1000~2000メートルもぐると言われ、ダイオウイカなどの大きなイカを食べる。一生の3分の2もの時間を深海でエサをとる時間にしているのではないかという話もある。
時速7キロほどの速さで泳ぐと言われる(5~6びょうで1かきくらいのペース)。
きん肉にたくさんの酸素(さんそ)をためることができるので、1時間くらいもぐっていられる。
ねる時間はとても短く、一生のうちの7パーセントほど(人間は30パーセントほど)という話もある。
文化・人とのかかわり
頭からとれる脳油(のうゆ)は、1700年代〜1800年代に町の明かりをともす油として使われていた。
『龍涎香(りゅうぜんこう)』は、あまいかおりがするので古くからお香(おこう)として親しまれている。まれに海岸に落ちていることがある。
アメリカの文学作品『白鯨(はくげい)』のモデルとなったクジラ。
ぜつめつの心配
昔はたくさんとられていたが、今は、数は安定している。