ヒゲクジラ目ナガスクジラ科
和名
カツオクジラ
英名
Eden's whale
学名
Balaenoptera edeni Anderson
口先からうしろに向かって3本のもり上がった線がある。せびれは後ろにかたむいていて、おなかには、ウネ(何本もある細長いもり上がり)がヘソまでつづいている。イワシクジラやニタリクジラとよくにていて、見分けるのはむずかしい。ニタリクジラより小さく、ツノシマクジラより大きい。
とくちょう
大きさ
12.0 〜 12.0 m
食べもの
プランクトン
プランクトン
行動
ジャンプがとくい
ジャンプがとくい
くちばし
なし
せびれ
あり
ぜつめつの心配
ひくい たかい
東シナ海、高知県と和歌山県のおき合
とくちょう
りくの近くでくらしている。 タイ湾(わん)にくらすカツオクジラは、海面上に口を大きく開けたまま立ち泳ぎをしてエサが口の中に入ってくるのを待ってエサをとる。
和名は、カツオとカツオクジラはイワシなど同じエサをとるためにいっしょにいるところを多く見られたため、「カツオクジラ」という名前がついた。 カツオは自分より大きなカツオクジラといっしょに泳ぐことで、少ない力で泳ぐことができる(水のおし返す力を少なくできる)という長所もあるといわれている。
文化・人とのかかわり
高知県(こうちけん)の土佐湾(とさわん)に一年を通じでくらしているクジラは、ニタリクジラではなくカツオクジラであることが、さいきん明らかになった。 日本で一年を通してカツオクジラがいる海は、土佐湾(とさわん)と鹿児島県笠沙町(かごしまけんかささちょう)あたり。 クジラをたくさんとっていた時代は、ニタリクジラとカツオクジラをわけずにとっていた場所が多い。
ぜつめつの心配
世界中でニタリクジラとカツオクジラをわけていない海が多く、どのくらいの数がいるのかわかっていない。タイ湾(わん)や土佐湾(とさわん)のクジラは、くらしている海のかんきょうが悪くなったことなどにより数が少なくなりつつある。