ヒゲクジラ目コククジラ科
和名
コククジラ
英名
Gray whale
学名
Eschrichtius robustus
せびれはなく、せなかの後ろの方に7~12コの小さなコブがある。ヒゲ板は40センチより短く、ヒゲクジラの中で一番短い。ゆっくり泳ぐ(時速10キロくらい)ので、せなかにフジツボやクジラジラミなどがよくついている。
とくちょう
大きさ
12.0 〜 17.0 m
食べもの
エビ
エビ
プランクトン
プランクトン
行動
海のそこのエサをとる
海のそこのエサをとる
くちばし
なし
せびれ
あり
ぜつめつの心配
ひくい たかい
北太平洋のりくに近い海を回遊
とくちょう
あたたかい時期に北のつめたい海でエサを食べ、さむい時期には南のあたたかい海で子育てをするため、8000キロもの長いきょりを旅する。 1~3頭でいることが多い。 エサの食べ方は、体の右がわを海のそこにこすりつけて、エサをすなやドロごと口に入れる。
水面にひょっこりと顔をのぞかせる「スパイホップ」をしたり、船に近づくことがよくある。 とくに子どものクジラはこうきしんが高く、船やボートに近づくことがある。
文化・人とのかかわり
えいが「だれもがクジラを愛(あい)してる。」(2012年)に出てくるクジラ。このえいがは、1988年にアラスカの氷にとじこめられたコククジラの実話をもとにした話となっている。
ぜつめつの心配
むかしは北大西洋にもいたが、何千年も前に、ほげいによってぜつめつした。 今は、太平洋の東(アメリカがわ)と西(日本がわ)の海にいるが、西(日本がわ)はたった150頭しかいないといわれており、ぜつめつの心配が高い。