ハクジラ目ネズミイルカ科
和名
スナメリ
英名
Narrow-ridged finless porpoise
学名
Neophocaena asiaeorientalis
細くてなめらかな体つきで、うすいはい色をしている。せびれはなく、かわりに細くもり上がった『キール』があり、小さなポツポツとしたなだらかなコブがたくさんある。
ネズミイルカ科なので、歯はしゃもじのような形をしている。
ネズミイルカ科なので、歯はしゃもじのような形をしている。
大きさ
1.5 〜 2.0 m
食べもの



行動
くちばし
なし
せびれ
なし
ぜつめつの心配
ひくい
たかい

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とくちょう
アジアの海にしかいない。主に日本のまわりの海におり、5つの海いきべつにグループがある。3頭~数頭で行動することが多い。しずかに泳ぐことが多いが海いきによってジャンプすることもある。魚るいやイカるい、エビなどを食べる。海のそこのエサをさがすときに口からあわを出しておびきだす行動が見られる。水深20メートル前後の場所でよく見られる。
日本では昔から、岸に近い海でよく見られていた。「ナメソ」「ナメノウオ」など、場所によってさまざまな名前でよばれている。からだの色は死体が黒っぽくなることから昔の書物や絵まきは黒いことが多いが、じっさいは、うすいはい色。
文化・人とのかかわり
2011年にスナメリとニシスナメリの2種(しゅ)に分かれた。台湾(たいわん)には両方のスナメリがいる。
ぜつめつの心配
海がよごれたり、海のすながなくなったりすることで生息地がなくなり、生息数がとても少なくなった海(瀬戸内海(せとないかい)など)がある。魚をとるアミにひっかかることが多い。年間1500頭も死んでしまっている海もあり、ぜつめつの心配がある。2亜種(あしゅ)いるので、それぞれ考えていかないといけない。